2017年12月11日月曜日
撮影はいつもアウェー
撮影のウラ話的なことを少し。
持ち込みのフォトグラファーは、たいていどこの式場でもあまり歓迎されない。
それぞれの式場には暗黙のルールみたいなものがある。専属の撮影会社ならそれをわかって撮影するだろうけど、初めて訪れる僕のようなフォトグラファーにいちいち説明してくれることはない。なので、ルールをわかってないやつが来た、と敬遠されるのである。
そんなわけだから、どこの式場でも僕はそれなりに気を遣う。
まずは宴会場のキャプテンや司会者さんに挨拶しに行くが、撮影中も気が抜けない。
披露宴では入場した新郎新婦はいったん立ち止まり、一礼する。そのタイミングで、フォトグラファーは二人の立ち姿を撮影することが多い。撮ったら扉の脇に控えているキャプテンに小さく合図するのを忘れない。キャプテンはその合図を待って新郎新婦を高砂へと誘導するからである。
高砂での記念写真はできるだけ手早くやる。ゲストからスマホを預かって次々に撮る。
宴席が盛り上がってくると、宴会場の床にはゲストのナプキンが落ちてそのままになっていたりする。僕はそれを拾って椅子の背にかける。写真に写りこまないようするためでもあるが、ゲストへのサービスのつもりでもある。
このような努力?が功を奏してか、実際の撮影では式場のキャプテンから理不尽な扱いを受けたことがあまりないように思う。(挨拶しても無視されることもたまにあるけど)
あと、撮影とは関係ないのだけど、ホテルでエレベーターに宿泊客と一緒に乗り込むときは「失礼します。ご一緒させていただきます」と言う。たぶんフォトグラファーでなくても、結婚式場スタッフとしてやっていける自信があります。
2016年2月5日金曜日
集合写真を撮るためには
「集合写真を撮ってもらいたいのですが、お願いできるでしょうか」
そういうお問合せをよくいただく。全員写真、親族写真、家族写真。僕にとってはまったく問題ないし、別料金もない。
問題なのは式場である。予定されていない集合写真をフォトグラファーが撮ると言うと、どこも良い顔はしないし、断られる可能性は非常に高い。
集合写真を撮るのは時間がかかる。
(人数によるけど)「集合写真を撮るので集まってください」とアナウンスしてから撮り終えるまでに最低5分はかかるだろう。たったの5分!と思われるかもしれないが、結婚式当日のスケジュールは分刻みであって、5分の余裕はどこにもない。
(人数によるけど)「集合写真を撮るので集まってください」とアナウンスしてから撮り終えるまでに最低5分はかかるだろう。たったの5分!と思われるかもしれないが、結婚式当日のスケジュールは分刻みであって、5分の余裕はどこにもない。
そうならないようにするには、フォトグラファーではなく式場担当者に伝えておかなくてはならない。
どのタイミングで、式場のどこで撮るかを決めて、プログラムに記載しておく必要がある。プログラムに載っていることは必ず実行されるが、プログラムに書かれていないことを行うのはほぼ無理であると思ってよい。
どのタイミングで、式場のどこで撮るかを決めて、プログラムに記載しておく必要がある。プログラムに載っていることは必ず実行されるが、プログラムに書かれていないことを行うのはほぼ無理であると思ってよい。
つまり、集合写真を撮りたいのであれば、フォトグラファーに質問するよりプランナーさんにお願いするほうが確実ですよ、ということ。
僕が気にするのは、集合写真でどれだけ笑いが取れるかといういうことだけである。
2015年1月22日木曜日
当日のスケジュール
あっと言う間に終ってしまった、と披露宴を終えた新郎新婦は言う。
あれだけ長い時間準備してきた結婚式が、気がつくと終っているのである。
10組いたら9組はそう言うであろう。
とくにゲストハウスやホテルで式を挙げる人は100パーセントそう言うに違いない。
決して、予定より早く終ったわけではない。
スケジュール通りに事が運んでそうなのである。
ということは、
結婚式当日のスケジュールとは、息もつかせぬくらいにがっちがちにタイトなものである
ということを、これから結婚式をあげる人は認識しておいたほうがよい。
もちろん、結婚式とはそういうものだしそれでかまわない、という人もいるだろうから、決して否定するつもりはない。
ただ、あまりに多くの準備時間とお金を投資した結婚式の印象がこれでいいのだろうか、と思うのである。
一般的にありがちな結婚式当日のスケジュールはこんなものだろうか。
(挙式12:00〜 披露宴13:00〜15:30 約70人のゲスト)
9:00 新郎新婦お支度(メイク)
11:00 メイク終了挙式リハーサルに移動
11:05 挙式リハーサル
11:25 リハーサル終了・親族紹介へ移動
11:30 親族紹介
11:40 親族集合写真
11:50 集合写真終了・チャペルへ移動
12:00 挙式
12:25 挙式終了
12:30 フラワーシャワー
12:35 フラワーシャワー終了・ゲストと記念写真タイム
12:40 記念写真タイム終了・ベールアウトのため控室に移動
12:45 ベールアウト・メイク直し
12:50 披露宴会場へ移動
12:55 披露宴会場前で担当キャプテンと挨拶
13:00 披露宴開始・新郎新婦入場
13:05 新郎挨拶・来賓挨拶2名
13:15 新郎新婦紹介の間に乾杯の準備
13:20 乾杯
(歓談タイム10分)
13:30 ケーキ入刀・ファーストバイト
13:40 新婦中座・お色直し
13:45 新郎中座(この間にプロフィールムービー上映)
13:55 お色直し終了・披露宴会場へ移動
14:00 再入場
14:05 フォトラウンド
(10テーブル・1テーブルあたり約1分)
14:20 フォトラウンド終了
(歓談タイム5分)
14:25 新郎友人スピーチ
14:30 新婦友人スピーチ
14:35 余興
14:45 余興終了・デザートビュッフェ開始
14:55 デザートビュッフェ終了
(歓談タイム5分)
15:00 新婦手紙朗読
15:05 両親への記念品お渡し
15:10 両家代表挨拶
15:15 新郎挨拶
15:20 新郎新婦退場
15:25 エンドロール上映
15:30 お開き・ゲストお見送り
15:50 お見送り終了控室へ移動
お分かりのように、ゆっくりできるのはメイクしている間の2時間であり、その後はひたすら分刻みのスケジュールになるのである。
おそらく、式場から提示されるスケジュール表には、このくらい細かく時間は記載されていないため、時間に余裕があると感じるのだろう。
来賓の挨拶が長くなれば、その後の歓談タイムが短くなるのは当然で、決してお開きの時刻が繰り下がることはない。
フォトラウンドの1テーブル1分というのは、ただ写真をとるだけで、ゲストとは二言三言交わすだけで精一杯である。
2時間半の披露宴のうち、歓談タイムが20分だけ、というのは決して誇張ではない。
だからといって、披露宴の時間を2時間半から3時間にすることは難しいだろう。
これから結婚式をする人は、この現実的なスケジュールを見て、自分たちにとって何が大切なのか、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいと思う。
・・・だってさ、「あっと言う間だったね」って・・・なんかもったいなくないか。
あれだけ長い時間準備してきた結婚式が、気がつくと終っているのである。
10組いたら9組はそう言うであろう。
とくにゲストハウスやホテルで式を挙げる人は100パーセントそう言うに違いない。
決して、予定より早く終ったわけではない。
スケジュール通りに事が運んでそうなのである。
ということは、
結婚式当日のスケジュールとは、息もつかせぬくらいにがっちがちにタイトなものである
ということを、これから結婚式をあげる人は認識しておいたほうがよい。
もちろん、結婚式とはそういうものだしそれでかまわない、という人もいるだろうから、決して否定するつもりはない。
ただ、あまりに多くの準備時間とお金を投資した結婚式の印象がこれでいいのだろうか、と思うのである。
一般的にありがちな結婚式当日のスケジュールはこんなものだろうか。
(挙式12:00〜 披露宴13:00〜15:30 約70人のゲスト)
9:00 新郎新婦お支度(メイク)
11:00 メイク終了挙式リハーサルに移動
11:05 挙式リハーサル
11:25 リハーサル終了・親族紹介へ移動
11:30 親族紹介
11:40 親族集合写真
11:50 集合写真終了・チャペルへ移動
12:00 挙式
12:25 挙式終了
12:30 フラワーシャワー
12:35 フラワーシャワー終了・ゲストと記念写真タイム
12:40 記念写真タイム終了・ベールアウトのため控室に移動
12:45 ベールアウト・メイク直し
12:50 披露宴会場へ移動
12:55 披露宴会場前で担当キャプテンと挨拶
13:00 披露宴開始・新郎新婦入場
13:05 新郎挨拶・来賓挨拶2名
13:15 新郎新婦紹介の間に乾杯の準備
13:20 乾杯
(歓談タイム10分)
13:30 ケーキ入刀・ファーストバイト
13:40 新婦中座・お色直し
13:45 新郎中座(この間にプロフィールムービー上映)
13:55 お色直し終了・披露宴会場へ移動
14:00 再入場
14:05 フォトラウンド
(10テーブル・1テーブルあたり約1分)
14:20 フォトラウンド終了
(歓談タイム5分)
14:25 新郎友人スピーチ
14:30 新婦友人スピーチ
14:35 余興
14:45 余興終了・デザートビュッフェ開始
14:55 デザートビュッフェ終了
(歓談タイム5分)
15:00 新婦手紙朗読
15:05 両親への記念品お渡し
15:10 両家代表挨拶
15:15 新郎挨拶
15:20 新郎新婦退場
15:25 エンドロール上映
15:30 お開き・ゲストお見送り
15:50 お見送り終了控室へ移動
お分かりのように、ゆっくりできるのはメイクしている間の2時間であり、その後はひたすら分刻みのスケジュールになるのである。
おそらく、式場から提示されるスケジュール表には、このくらい細かく時間は記載されていないため、時間に余裕があると感じるのだろう。
来賓の挨拶が長くなれば、その後の歓談タイムが短くなるのは当然で、決してお開きの時刻が繰り下がることはない。
フォトラウンドの1テーブル1分というのは、ただ写真をとるだけで、ゲストとは二言三言交わすだけで精一杯である。
2時間半の披露宴のうち、歓談タイムが20分だけ、というのは決して誇張ではない。
だからといって、披露宴の時間を2時間半から3時間にすることは難しいだろう。
これから結婚式をする人は、この現実的なスケジュールを見て、自分たちにとって何が大切なのか、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいと思う。
・・・だってさ、「あっと言う間だったね」って・・・なんかもったいなくないか。
2014年12月27日土曜日
新郎挨拶
それは結婚式の大トリなのである。
「いい結婚式でした」と言ってもらえるのは、新婦の手紙のおかげではなく、一番最後にマイクを持つ新郎の言葉によるものだと思う。
何も考えてません、とその場になって言う人もたまにいるが、それは時間とお金をかけて結婚式に来てくれた人に対して失礼ではなかろうか。
通り一遍の挨拶をメモにしたため、それをただ読み下されると、新婦の手紙でどんなに涙しても一気に醒めるものである。
(こう言うと年寄りくさいと思われそうだけど)
男なら最後にまっすぐ正面を見て、結婚式を終えての自分の感情を言葉にしてみてはどうか。
けっして上手なことを言う必要もなければ、笑いや涙をとる必要もない。
どもったり噛んだりつっかえたりしていい。
とにかく、自分の言葉で自分の気持ちを話そう。
それが目の前のゲストに対する最大級の感謝を表すことになると思うから。
新郎よ、がんばれ。
2013年3月30日土曜日
結婚式に思うこと
僕はミチコさん(妻です)と結婚式をしていない。
結婚当初は僕と僕の親とがうまくいってなくて、結婚もはっきり言って反対されていたから、結婚式をする雰囲気でもなかったし、お互いに結婚式をしたいと思う性格ではなかったので、市役所に届けを出し行っただけだった。
それでも十分僕は満足だった。
そもそも、なぜ結婚式をするのだろう。
両親に感謝の気持ちを伝えたいから。
おじいちゃん、おばあちゃんに花嫁(花婿)姿を見せたいから。
今までお世話になった人に祝ってもらいたいから。
友人達と楽しい時間を過ごしたいから。
人それぞれにいろんな理由があるだろう。
でも、僕には正直ぴんと来ない。
それならば、わざわざ結婚式をしなくてもできることなんじゃないか。
結婚式でなくてはできないことはなんだろう。
きっとそれは、「神さまの前で永遠の愛を誓う」というあの儀式だ。
チャペル(教会)、神社、お寺、宗教や場所は何でもいい。
自然のような大きな存在(面倒くさいので「神さま」と呼びます)に、二人が一緒になるという許可を得るためではないか。
誓いの言葉や、指輪の交換といった儀式は形式的なものに過ぎない。
形式は時代とともに変わるだろうけど、神さまに二人が向き合い、頭を垂れるという構図は今も昔も、洋の東西を問わず変わらない。
結婚式をするならば、
「私、この人と結婚します!」というストレートな気持ちを、目の前の十字架や、神棚や、仏像にぶつけてほしいと思う。
宗教の話ではない。人の心にけじめをつけるのは、自分の良心以外にありえないと思うから。
かくいう自分はどうだったか。
入籍した夏、僕はミチコさんと一緒に祖父の墓参りをした。
それが僕にとっての結婚式だった、と思っている。
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